Keyakids R.F.C.

ラグビー経験のある方は除いて、一般の方でラグビーに関心を持っていらっしゃる方は少ないのではないでしょうか?　ラグビーはボールを持って逃げる、捕まえるといった非常に単純で、原始的なスポーツ、たぶん、全ての球技の元になったのではないかと思われます。　が、そこにルールが加わると、とても奥の深いスポーツの一つになるような気がします。　埼玉県内には園児から始められるラグビースクールがたくさんあり、女の子も楽しく参加しています。　体の大きな子も小さな子も、運動が苦手な子も、走るのが好きな子もそれぞれの役割を果たすべきポジションがあるので、個々の特性を生かして思い切りプレーできる素晴らしいスポーツです。

 

ケヤキッズ大宮ＲＦＣは２００７年４月から「Enjoy Rugby!」を基本理念に活動しています。　コーチ達は技術的なアドバイスや自らの経験を通して、その子供の個性にあったサポートをします。　が、最終的には子供達は「どうしてうまくいかないのだろう」「どうしたら乗り越えられるのだろう」と自分で悩み、答えを見出していかなければなりません。　それが、すぐに解決できてしまう子と時間がかかってなかなか前に進めない子とまちまちです。　今の子供達は時間に追われた忙しい毎日を送っています。　保護者の方々には、せめてラグビーをしている時だけでも、子供達自身で考え行動できるよう長い目で見守っていて頂きたいと思います。　自分でそれを乗り越えることによって、何か一つでいい、自信を持って社会に羽ばたけるように。　そして、このケヤキッズ大宮ＲＦＣがそのきっかけとなれば、こんなに嬉しい事はありません。

 

埼玉県ラグビーフットボール協会のミニラグビーでは、試合の時には点数をつけて勝敗を決めません。　ですから、みんなが試合に参加することができます。　コーチや保護者の皆様には、その子供が自信の持てるような励ましの言葉がけを是非ともお願いしたいと思います。　どのチームよりも褒め上手のチームであってほしいと思います。　子供に対してだけでなく、大人の中でも心がけて頂きたい。　それは、自然と子供にも通じて、お互いを認め合う気持ちが芽生えます。　それがチームワークだと思うのです。

 

ケヤキッズは園児から中学生までがメンバーです。　異年齢の子供達が日ごろの練習や行事を通して、とても仲良く活動しています。　また、ケヤキッズの保護者の皆様が、時にはしかり、じゃれ合ったり、話を聞いてくれたり、一緒に子供達を育てて下さっていることに心から感謝しております。　中学を卒業してこれからどのようにラグビーに関われるか分からない子供も、大きくなって、ふっとケヤキッズを思い出して、また顔を見せてくれるようになるといいですね。　「ここにはコーチも仲間もいるのだよ。　安心していつでも遊びにおいで」と受け皿を作っておいてあげてほしいと思います。　そして、この理念をこれからも長く受け継いでいって頂きたいと切に願っております。